バッファローとNECの無線LAN Wi-Fiルーター性能・最安価格の比較をし、おすすめを決めていきたいと思います。
Wi-Fiルーターのセール・売れ筋ランキングページ・記事一覧
あまり知られていませんがAmazonではWi-Fiルーターのカテゴリーページがあります。
カテゴリーページには注目のお買い得商品・人気のクーポンなどが表示され、より安くお得な掘り出し物が見つけやすいので定期的にチェックすると良いでしょう。
- Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)対応無線LAN Wi-Fiルーター性能・最安価格比較
- TP-Link おすすめ無線LAN Wi-Fiルーター性能・最安価格比較表
- バッファロー NEC おすすめ無線LAN Wi-Fiルーター性能・最安価格比較表
- NEC おすすめ無線LAN Wi-Fiルーター性能・最安価格比較表
- LANケーブル CAT5e CAT6 CAT7 CAT8の速度比較
【初めての人はこちら】Wi-Fiルーターについて
初めての方は以下の項目をチェックされると良いでしょう。
- Wi-Fiルーターを選ぶのに必要な比較基準は?
- Wi-Fiルーターはミドルモデル以上を選ぶのが無難?
- Wi-Fiルーターを変えても速度が遅いのはLANケーブルのせい?
- Wi-Fiルーターの再起動で解消する不具合対策
Wi-Fiルーターを選ぶのに必要な比較基準は?
まずWi-Fiルーターを比較するに当たって比較すべき基準は何かを知る必要があります。
- アンテナ数・CPU性能
具体的なCPU性能はバッファローのハイスペックのものしか明記されていませんがアンテナ数が多いほど処理速度の速いCPUがついてます。
アンテナ数が同じでもグレードの高いものはよりCPU性能が良いです。 - 推奨住環境・接続台数
アンテナ数やCPU性能を元に使用しても問題ないとメーカーが推奨する住環境と推奨or最大接続台数です。
戸建だと2,3階建、マンションだと2,3,4LDKと間取りの表記がされています。 - 対応規格(IEEE802.11a、b、n、ac、ax)今後は802.11ac→Wi-Fi 5、802.11ax→Wi-Fi 6
今やWi-Fi5(IEEE802.11ac)に対応してない方が少ないですが格安のものや古いものにはついていません。
必ずWi-Fi5またはWi-Fi6対応のものを選びましょう。 - 有線接続の最大速度
ローモデルの一部は最大速度が100Mbpsなので有線接続している人は注意しましょう。 - v6プラス(IPv6 IPoE、MAP-E、DS-Lite)対応
速度制限がなく、夜間の混雑した時間帯でも遅くなりにくい回線システムのことです。
v6プラスに対応したホームゲートウェイであれば対応機種は必要ありません。
ソフトバンク光の人も光BBユニット経由で接続するだけで大丈夫なので対応機種は必要ありません。
対応機種はバッファロー、IOデータだけでしたがようやく2018年6月になって国内全メーカーに対応モデルがある状況となりました。
v6プラスの特徴、対応機器は日本ネットワークイネイブラーのページで確認して下さい。 - USB
USBがついていないものもあり、USBが付いているつもりで購入したが付いてなく違うのを購入したというのをよく見かけます。
最近のUSB搭載モデルは国内メーカーではバッファローだけとなっています。 - MU-MIMO(2,3台同時通信可能)
スマホなどの受信側が対応していないと意味がありません。
現在、AQUOS、arrowsなどの一部の端末だけしか対応していないのでほぼ使えないものと考えて良いかと思います。
現在の使用状況ではなく数年先の使用状況を考慮してから購入すべきです。
Wi-Fiルーターを買い換えるのが壊れるまで使う人がほとんどなので現時点では基準を満たしていてもすぐに買い替える必要が出てくる可能性が高いです。
子供が成長し、スマホ、PCなどをWi-Fiで接続するようになりWi-Fiのキャパを超え、速度が遅くなったり通信が途絶えたりするというのはよくある例です。
特に今後は様々な機器がネットワーク化するIOTが進むので接続機器が増える傾向にあるので今の適応基準より一つ以上、上のものを選ぶのが長い目で見てお得かと思います。
Wi-Fiルーターはミドルモデル以上を選ぶのが無難?
Wi-Fiルーターには
- エントリーモデル
2バンド(アンテナ2本モデル)でCPU性能の記載がない(シングルコア)モデル - ミドルモデル
4バンド(アンテナ4本)モデルでCPU性能の記載がある(デュアルコア&0.8GHzぐらいの)モデル - ハイエンドモデル
4バンド(アンテナ4本)以上のモデルでCPUの性能が高い(デュアルコアまたはクアッドコア&1.4GHz以上&補助コアCPU付き)モデル
の3種類に分類できます。
バッファローの
- ローモデル WSR-1166DHP3(CPU性能記載なし)
- ミドルモデル WSR-2533DHP(デュアルコア&0.88GHz)
- ハイエンドモデル WXR-2533DHP2(デュアルコア&1.4GHz&補助コアCPU付き)
を測定した時の電波強度が以下の通りです。間取りはこんな感じです。
まず、2.4GHz帯の電波(RSSI)強度比較です。
RSSI強度は-60より-40の方が電波が強いということになります。
RSSI強度の目安として-30dBm~-40dBmで無線接続が安定します。
-60dBm以下は、無線接続が不安定になる場合があります。
2.4GHz | WSR-1166DHP3 | WSR-2533DHP | WXR-2533DHP2 |
寝室 | -40 | -40 | -40 |
リビング | -52 | -44 | -44 |
書斎 | -56 | -52 | -40 |
洗面所 | -63 | -60 | -56 |
2.4GHzでも1166は電波強度が弱くなりがちです。
次に5GHz帯の速度と電波(RSSI)強度比較です。
5GHz ac | WSR-1166DHP3 | WSR-2533DHP | WXR-2533DHP2 |
寝室 | -48 | -40 | -40 |
リビング | -58 | -52 | -43 |
書斎 | -58 | -58 | -54 |
洗面所 | -67 | -63 | -58 |
主にリビング、寝室で数日間使用してのレビューは以下の通りです。
- WSR-1166DHP3
速度のばらつきが激しく安定しない。
スムーズな時はそこそこ速いが数時間に1回ぐらい詰まることがある。
Wi-Fiアンテナが3本から2本に頻繁に変わる。
複数通信時は顕著に不安定になる。
CPU性能が非力なので処理が追いつかずボトルネックになっている可能性大。
夫婦2人(同時通信2台)、近距離での使用であれば使えなくはないレベルですが同時接続数が3台を超えてくると厳しいかと思います。また、戸建の2階や3階などの遠くの部屋であれば不満を感じる可能性は高いです。 - WSR-2533DHP
WSR-1166DHP3のように詰まることはない。
ビームフォーミングが効いているおかげか。(1166はiPhone7以降は非対応) - WXR-2533DHP2
どこでも安定していて体感速度も速い。
ブラウジングでも速いのがわかるぐらい。
CPU性能のおかげか。
以上のようにエントリーモデルは少しの接続台数でも不安定になりやすいのでミドルモデル以上を選んでおくことをオススメします。
Wi-Fiルーターを変えても速度が遅いのはLANケーブルのせい?
LANケーブルの耐用年数は屋内使用で20〜30年と言われていますが環境や使い方によっては数年でダメになることもあります。
新しいWi-Fiをルーターを購入しても速度が改善されない場合はLANケーブルも疑って下さい。
LANケーブルの規格には現在販売されているものは以下の6種類あります。
- CAT5(カテゴリー5)
- CAT5e(カテゴリー5e)
- CAT6(カテゴリー6)
- CAT6A(カテゴリー6A)
- CAT7(カテゴリー7)
- CAT8(カテゴリー8)
特徴は下表の通りです。
CAT5 | CAT5e | CAT6 | CAT6A(6e) | CAT7 | CAT7A | CAT8 | |
最大速度 | 100MB | 1Gbps | 1Gbps | 10Gbps | 10Gbps | 10Gbps | 40/25Gbps |
伝送帯域 | 100MHz | 100MHz | 250MHz | 500MHz | 600MHz | 1000MHz | 2000MHz |
珍しいと思いますがCAT5以下は100Mbpsまでしか速度が出ないため、もし1Gbpsの光回線で使っている場合は即替えて下さい。ちなみにWi-Fiルーターに付属されているものはほぼCAT5eです。
CAT5e、CAT6、CAT6A、CAT7、CAT8共に1Gbpsに対応してますが数字が上がるにつれて伝送帯域が上がり、より多くのデータを送信できるので動画をよく見る人も6A以上に替えると良いでしょう。
現在はCAT6Aが主流ですがCAT7(8)はノイズ耐性に強いため
- ノイズが多い
- LANケーブルが長くノイズを受けやすい
などといった場合には有効なのでCAT7(8)も選択肢に入ります。
LANケーブルの主なメーカーは以下の3社あります。
(価格.comのPVシェアのランキング順)
- サンワサプライ
- エレコム
- バッファロー
上位3社で9割近くシェアがあるのでこの3社から選んでおけば間違いはないでしょう。
ネット- ケーブル-モデム(ONU)-ケーブル-ルーター
という構成が多いと思いますが1本でもボトルネックになると意味ないので買い替えるなら2本必要です。
LANケーブルの速度比較をしましたが以下がおすすめです。
詳細→LANケーブル CAT5e CAT6 CAT7 CAT8の速度比較
コスパの良いバッファローのCAT6Aケーブル
最速で1年保証のある無名メーカーのCAT8ケーブル
Wi-Fiルーターの再起動で解消する不具合対策
どんなWi-Fiルーターでも再起動しないと治らない不具合がよく起こります。
そこでデジタルタイマーを使って自動で毎日電源を切り再起動することで不具合を起こりにくくします。
ルーターの機能で再起動をスケジューリングする機能があるので、搭載されている場合はそれを使うのもありです。
私の所持しているルーターにも再起動機能はありますが、
寝ている間は電源オフにしています。
電磁波対策と
ルーター休ませること
を目的としても利用しています。
私は最新のハイエンドルーターにしてもちょこちょこ起こっていましたがデジタルタイマーを使うようになってほとんど不具合が起こらなくなりました。
おすすめの無線LAN Wi-Fiルーターメーカーは?
国内メーカーだけでもバッファロー、NEC、エレコム、コレガ、アイオーデータ、海外メーカーではASUSや2016年に日本進出したTP-Linkなどなどありますが全てを比較してしまうと余計にわけわからなくなるので厳選する必要があります。
価格.comのトレンドサーチにて検索されているPVシェア1,2位のバッファローとNECを選んでおけば間違いないです。
何かあれば検索や価格.comで質問して答えが見つかる可能性も高いですし、市場のシェアとも近いはずなので実際に知人に質問しても何かしらの答えが返ってくる確率は他のメーカーを選ぶより遥かに高いはずです。
バッファローとNECのルーターの全ラインナップと細かな違い
バッファロー、NECだけに絞っても種類が多いです。
微妙に型番が違うものもあったりするので少し整理したいと思います。
アンテナ数を基準に区別していきます。
アンテナ数 | バッファロー | NEC Aterm |
6本トライバンドモデル | WTR-M2133HP | |
4本モデル | WXR-2533DHP2 WSR-2533DHP3 WSR-2533DHPL2 |
WG2600HP4 (Amazon WG2600HM4) WG2600HS |
3本モデル | WG1900HP2 WG1800HP4 |
|
2本モデル | WSR-1166DHP4 WSR-1166DHPL2 WCR-1166DS WSR-300HP(acなし) |
WG1200HP3 WG1200HS3 WG1200CR WF1200CR |
1本モデル | WMR-433W(ポータル) | WF800HP(ac1本) W500P(ポータル) |
違いが気になる点をそれぞれ見ていきます。
- トライバンドモデル WTR-M2133HP
2つの5GHz帯と、1つの2.4GHz帯の計3つの周波数帯域の同時通信に対応。
アンテナ数による安定性を重視しているので接続数が多く、4K動画を見るユーザー向けです。
専用子機でメッシュネットワークを構築できるので3階建の家や広い家にも向いています。 - 4本モデル バッファロー WXR-2533DHP2,WSR-2533DHP3,WSR-2533DHPL2の違い
外部アンテナ,USBの有無,CPUの性能が微妙に違う
WSR-2533DHPL2はWSR-2533DHP3の廉価版の位置付けでCPUが劣り
ますが価格差があまりないのでWSR-2533DHP3が良いでしょう、
WXR-2533DHP2とWSR-2533DHP3は価格差が8000円ほどあり、今となってはWXR-2533DHP2を選ぶならトライバンドモデルか安いWSR-2533DHP3がおすすめです。 - 4本モデル NEC WG2600HP4,WG2600HSの違い
メッシュ機能。コサプロセッサ。バンドステアリング機能(混雑していない周波数を自動選択する)とワイドレンジ(安定した電波通信)の有無です。価格差は2000円ほどなのでWG2600HP4がおすすめです。 - 3本モデルNEC WG1900HP2,1800HP4の違い
バンドステアリング機能の有無、2.4GHz帯の速(600Mbps,450Mbps)
価格差は1500円ほどなのでWG1900HP2がおすすめです。 - 2本モデルバッファロー WSR-1166DHP4とWSR-1166DHPL2の違い
WSR-1166DHPLはWSR-1166DHP4の廉価版という位置づけで中継機能・キッズタイマー、ゲストポートがなく、LANポートが1個少ない3個です。価格差は1000円ほどでWSR-1166DHP4の方がモデルとして4なので比較的安定している可能性が高いのでWSR-1166DHP4が無難かと思います。 - 2本モデルNEC WG1200HP3、HS3、1200CR、WF1200CRの違い
WF1200CRは有線ポートが100MbpsでWi-Fi速度の実効値が95Mbpsと低いので選択肢から外すべきです。
WG1200HP3とHS3はバンドステアリング(混雑していない周波数を自動選択する機能)があるかないかの違いです。
価格差が1000円ほどしか変わらないのでWG1200HP3がおすすめです。
バッファローとNECのWi-Fiルーター性能・最安価格比較表
バッファローとNECの全ラインナップの細かな違いから導き出した以下のおすすめ7機種を比較していきたいと思います。
- 2本モデル・3本モデル
バッファロー WSR-1166DHP4、NEC WG1200HP3、NEC WG1900HP2 - 4本モデル・6本モデル
バッファロー WSR-2533DHP3、WTR-M2133HP、NEC WG2600HP4
各価格は最安値で現在の最安値リンクを貼り付けているので活用してください。
バッファロー WSR-1166DHP4・NEC WG1200HP3・WG1900HP2の性能・最安価格比較表
WSR-1166DHP4 | NEC WG1200HP3 |
NEC WG1900HP2 |
|
画像 | |||
アンテナ数 | 2 | 3 | |
住環境 | 2階建 3LDK |
3階建 4LDK |
|
CPU | ?GHz×1 | ?GHz×2 | |
有線 | 最大1000Mbps | ||
USB | × | × | × |
v6プラス | ○ | ○ | ○ |
発売月 | 2019/7 | 2018/6 | 2018/6 |
Amazon | 6253 (5683) |
6399 | 8569 |
楽天 | 6127 | 6462 | 8251 |
ヤフー | 5970 (6990) |
6609 | 8251 |
記述の通り、エントリーモデルのアンテナ2本モデルはCPUがシングルコアで電波の飛びが弱かったり、安定性に欠けます。
- 夫婦2人家族か1人暮らし
- USB不要
- 同時で接続することがあまりない
- 動画や重いデータ送受信はあまりしない
- 速度は遅くても良いから安いもので良い
こういう層の方は検討しても良いかもしれませんがあまりおすすめしません。最低でもNEC WG1900HP2を選んでおくと無難かと思います。
バッファロー WSR-2533DHP2 WTR-M2133HPとNEC WG2600HP4の性能・最安価格比較表
WSR-2533DHP3 (Amazon限定WSR-A2533DHP3) |
NEC WG2600HP4 |
WTR- M2133HP |
|
画像 | |||
アンテナ数 | 4 | 6 | |
住環境 | 3階建 4LDK |
||
CPU | 1.35GHz×2 | 1.4GHz×2 | 0.8GHz×2 |
有線 | 最大1000Mbps | ||
USB | × | × | ○ |
v6プラス | ○ | ○ | ○ |
発売月 | 2020/1 | 2020/12 | 2018/1 |
Amazon | 10118 (12980) |
10978 | 19933 |
楽天 | 10118 | 9480 | 20980 |
ヤフー | 9980 | 9469 | 20980 |
- WSR-2533DHP3
コスパは良いですが有線接続の不具合報告が多いので有線を使用する人は注意が必要です。
Amazon限定モデルだけ5GHz帯と2.4GHz帯を電波強度によって自動切り替えしてくれるハンドステアリングLiteが付いています。 - WG2600HP4
より速度、安定性を追求する人向け。
ワイドレンジアンテナによりスマホに最適な電波になっています。
またメッシュ機能が追加されたことで複数台で広い家でも繋がりやすくなっています。 - WTR-M2133HP
専用子機でメッシュネットワークを構築できるので3階建の家や広い家にも向いています。
この中ではそれぞれ特徴が全然違うので自分に合うものを選ぶと良いでしょう。
コスパを求めるならWSR-2533DHP3
スマホでの電波の安定性を重視するならWG2600HP4
メッシュを構築して隅々まで電波を飛ばすならWTR-M2133HP
という感じですね。WTR-M2133HPはAmazon限定で子機セットが安いのでおすすめです。