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新たなWi-Fi規格のWi-Fi6(IEEE 802.11ax)対応ルーターが続々と発表、発売されているのでWi-Fi6ルーターを全て比較したいと思います。
あまり知られていませんがAmazonではWi-Fiルーターのカテゴリーページがあります。
カテゴリーページには注目のお買い得商品・人気のクーポンなどが表示され、より安くお得な掘り出し物が見つけやすいので定期的にチェックすると良いでしょう。
初めての方は以下の項目をチェックされると良いでしょう。
まずWi-Fiルーターを比較するに当たって比較すべき基準は何かを知る必要があります。
現在の使用状況ではなく数年先の使用状況を考慮してから購入すべきです。
Wi-Fiルーターを買い換えるのが壊れるまで使う人がほとんどなので現時点では基準を満たしていてもすぐに買い替える必要が出てくる可能性が高いです。
子供が成長し、スマホ、PCなどをWi-Fiで接続するようになりWi-Fiのキャパを超え、速度が遅くなったり通信が途絶えたりするというのはよくある例です。
特に今後は様々な機器がネットワーク化するIOTが進むので接続機器が増える傾向にあるので今の適応基準より一つ以上、上のものを選ぶのが長い目で見てお得かと思います。
Wi-Fiルーターには
の3種類に分類できます。
バッファローの
を測定した時の電波強度が以下の通りです。間取りはこんな感じです。
まず、2.4GHz帯の電波(RSSI)強度比較です。
RSSI強度は-60より-40の方が電波が強いということになります。
RSSI強度の目安として-30dBm~-40dBmで無線接続が安定します。
-60dBm以下は、無線接続が不安定になる場合があります。
2.4GHz | WSR-1166DHP3 | WSR-2533DHP | WXR-2533DHP2 |
寝室 | -40 | -40 | -40 |
リビング | -52 | -44 | -44 |
書斎 | -56 | -52 | -40 |
洗面所 | -63 | -60 | -56 |
2.4GHzでも1166は電波強度が弱くなりがちです。
次に5GHz帯の速度と電波(RSSI)強度比較です。
5GHz ac | WSR-1166DHP3 | WSR-2533DHP | WXR-2533DHP2 |
寝室 | -48 | -40 | -40 |
リビング | -58 | -52 | -43 |
書斎 | -58 | -58 | -54 |
洗面所 | -67 | -63 | -58 |
主にリビング、寝室で数日間使用してのレビューは以下の通りです。
以上のようにエントリーモデルは少しの接続台数でも不安定になりやすいのでミドルモデル以上を選んでおくことをオススメします。
LANケーブルの耐用年数は屋内使用で20〜30年と言われていますが環境や使い方によっては数年でダメになることもあります。
新しいWi-Fiをルーターを購入しても速度が改善されない場合はLANケーブルも疑って下さい。
LANケーブルの規格には現在販売されているものは以下の6種類あります。
特徴は下表の通りです。
CAT5 | CAT5e | CAT6 | CAT6A(6e) | CAT7 | CAT7A | CAT8 | |
最大速度 | 100MB | 1Gbps | 1Gbps | 10Gbps | 10Gbps | 10Gbps | 40/25Gbps |
伝送帯域 | 100MHz | 100MHz | 250MHz | 500MHz | 600MHz | 1000MHz | 2000MHz |
珍しいと思いますがCAT5以下は100Mbpsまでしか速度が出ないため、もし1Gbpsの光回線で使っている場合は即替えて下さい。ちなみにWi-Fiルーターに付属されているものはほぼCAT5eです。
CAT5e、CAT6、CAT6A、CAT7、CAT8共に1Gbpsに対応してますが数字が上がるにつれて伝送帯域が上がり、より多くのデータを送信できるので動画をよく見る人も6A以上に替えると良いでしょう。
現在はCAT6Aが主流ですがCAT7(8)はノイズ耐性に強いため
などといった場合には有効なのでCAT7(8)も選択肢に入ります。
LANケーブルの主なメーカーは以下の3社あります。
(価格.comのPVシェアのランキング順)
上位3社で9割近くシェアがあるのでこの3社から選んでおけば間違いはないでしょう。
ネット- ケーブル-モデム(ONU)-ケーブル-ルーター
という構成が多いと思いますが1本でもボトルネックになると意味ないので買い替えるなら2本必要です。
LANケーブルの速度比較をしましたが以下がおすすめです。
詳細→LANケーブル CAT5e CAT6 CAT7 CAT8の速度比較
コスパの良いバッファローのCAT6Aケーブル
最速で1年保証のある無名メーカーのCAT8ケーブル
どんなWi-Fiルーターでも再起動しないと治らない不具合がよく起こります。
そこでデジタルタイマーを使って自動で毎日電源を切り再起動することで不具合を起こりにくくします。
ルーターの機能で再起動をスケジューリングする機能があるので、搭載されている場合はそれを使うのもありです。
私の所持しているルーターにも再起動機能はありますが、
寝ている間は電源オフにしています。
電磁波対策と
ルーター休ませること
を目的としても利用しています。
私は最新のハイエンドルーターにしてもちょこちょこ起こっていましたがデジタルタイマーを使うようになってほとんど不具合が起こらなくなりました。
現在、Wi-Fiの規格には
の7種類あります。
※正式にはWi-Fi1,2,3という名称自体は存在しません。
それらの違いは下表の通りです。
策定時期 | 最大通信速度 | 周波数帯 | |
Wi-Fi1 (IEEE 802.11a) | 1999年10月 | 54Mbps | 5GHz |
Wi-Fi2 (IEEE 802.11b) | 1999年10月 | 11Mbps | 2.4GHz |
Wi-Fi3 (IEEE 802.11g) | 2003年6月 | 54Mbps | 2.4GHz |
Wi-Fi4 (IEEE 802.11n) | 2009年9月 | 600Mbps | 2.4GHz/5GHz |
Wi-Fi5 (IEEE 802.11ac) | 2013年12月 | 6.9Gbps | 5GHz |
Wi-Fi6 (IEEE 802.11ax) | 2019年10月 | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz |
Wi-Fi6E (IEEE 802.11ax) | 2020年1月 | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz/6GHz |
2016年あたりにIEEE 802.11adもありましたが普及が進まず、IEEE 802.11axが標準化→Wi-Fi6となっています。
Wi-Fi6は2.4GHz/5GHz帯両方に対応し、
などのメリットがあります。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の周波数帯を拡張し、6GHz帯に対応した規格のことです。
※Wi-Fi 6EのEはExtended(エクステンド)の略で拡張という意味があります。
ちなみにLANケーブルに5eという規格がありますがeはenhanced(エンハンスド)の略ですが「さらに高める」という意味があります。5と5eは最大速度が100Mbpsから1Gbpsに増加しています。
Wi-Fi 6Eでは、これまでWi-Fi通信に使われている2.4Hz帯と5GHz帯に加えて6GHz帯を利用可能にすることで拡張現実(AR)・仮想現実(VR)などの活用に期待されています。
RT-AX56U (AX1800) |
RT-AX3000 | RT-AX88U (AX6000) |
RT-AX92U | GT-AX11000 | |
イメージ | |||||
CPU | 1.5GHz×4 | 1.5GHz×3 | 1.8GHz×4 | 1.8GHz×2 | 1.8GHz×4 |
バンド数 | 2 | 2 | 4 | 6 | 6 |
最大速度5GHz | 1201Mbps | 2402Mbps | 4804Mbps | 4804Mbps | 4804Mbps×2 |
最大速度2.4GHz | 547Mbps | 574Mbps | 1148Mbps | 400Mbps | 1148Mbps |
高速有線 | – | – | – | – | 2.5G(WAN/LAN)×1 |
メッシュ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
WPA3 | ○ | ○ | ○ | – | ○ |
Trend Micro | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
iPv6+ | – | – | – | – | – |
USB数 | USB2.0×1 USB3.1×1 |
USB3.0×1 | USB3.1×2 | USB2.0×1 USB3.1×1 |
USB3.1×2 |
発売月 | 2020/5 | 2020/2 | 2018/12 | 2019/12 | 2019/5 |
Amazon | 14,080 | 19,778 | 40,500 | 28,743 | 50,155 |
楽天 | 12,720 | – | 40,979 | 42,130 | 52,364 |
Yahoo! | – | – | 40,978 | 36,760 | 53,130 |
ASUSのWi-Fiルーターの特徴は
という点です。
個人的にはRT-AX88Uを購入するなら1万円足してGT-AX11000の方が良いと思います。
RT-AX92Uはかなりスペックを絞っており、価格の割に中途半端な感じです。
逆にエントリーモデルRT-AX56UがCPU1.5Ghz×4でメッシュも対応していてなかなかコスパが良いです。
ASUSならエントリーかハイモデルの2択かなと思います。
AX4 RAX40 | AX8 RAX80 | AX12 RAX120 | AX12 RAX200 | Orbi WiFi 6 | |
イメージ | |||||
CPU | 0.8GHz×2 | 1.8GHz×4 | 2.2GHz×4 | 1.8GHz×4 | 2.2GHz×4 |
バンド数 | 2 | 4 | 4 | 6 | 6 |
最大速度5GHz | 2400Mbps | 4800Mbps | 4800Mbps | 4800Mbps | 2400Mbps |
最大速度2.4GHz | 600Mbps | 1200Mbps | 1200Mbps | 1200Mbps | 1200Mbps |
高速有線 | – | – | 5G(WAN/LAN)×1 | 2.5G(WAN/LAN)×1 | 2.5G(WAN)×1 |
メッシュ | – | – | – | – | ○ |
WPA3 | – | – | ○ | – | – |
Trendmicro | – | – | – | – | – |
iPv6+ | – | – | – | – | – |
USB数 | USB3.0×1 | USB3.0×2 | USB3.0×2 | USB3.0×2 | – |
発売月 | 2019/7 | 2019/3 | 2019/6 | 2019/11 | 2020/1 |
Amazon | 15,627 | 32,255 | 35,200 | 51,309 | 96,245 |
楽天 | 16,706 | 32,980 | 35,980 | 52,980 | 112,800 |
Yahoo! | 16,274 | 32,980 | 35,980 | 52,980 | 112,800 |
ネットギアのWi-Fiルーターの特徴は
という点です。
エントリーモデルのAX4 RAX40・ハイミドルのAX12 RAX120・最上位のAX12 RAX200の3択になるでしょう。
Archer AX1500(AX10) | Archer AX3000(AX50) | Archer AX6000 | Archer AX11000 | |
イメージ | ||||
CPU | 1.5GHz×3 | ?GHz×? | 1.8GHz×4 | 1.8GHz×4 |
バンド | 2 | 2 | 4 | 6 |
最大速度5GHz | 1201Mbps | 2402Mbps | 4804Mbps | 4804Mbps |
最大速度2.4GHz | 300Mbps | 574Mbps | 1148Mbps | 1148Mbps |
高速有線 | – | – | 2.5G(WAN)×1 | 2.5G(WAN)×1 |
メッシュ | – | – | – | – |
WPA3 | – | – | – | ○ |
Trendmicro | – | ○ | ○ | ○ |
iPv6+ | – | – | – | – |
USB数 | – | USB3.0×1 | USB3.0×2 | USB3.0×2 |
発売月 | 2019/12 | 2019/10 | 2019/10 | 2019/10 |
Amazon | 8,000 | 12,800 | 35,150 | 40,182 |
楽天 | 7,010 | 12,800 | 35,150 | 40,186 |
Yahoo! | 8,000 | 12,800 | 35,150 | 40,800 |
TP-LinkのWi-Fiルーターの特徴は
という点です。
最安のArcher AX1500(AX10)、コスパの良いArcher AX3000(AX50)、トライバンドのArcher AX11000の3択かと思います。
WXR-5950AX12 | |
イメージ | |
CPU | 2.2GHz×4 |
バンド数 | 4 |
最大速度5GHz | 4803Mbps |
最大速度2.4GHz | 1147Mbps |
高速有線 | 10G(WAN)×1 10G(LAN)×1 |
メッシュ | – |
WPA3 | ○ |
Trendmicro | – |
iPv6+ | ○ |
USB数 | USB3.1×1 |
発売月 | 2019/10 |
Amazon | 33,220 |
楽天 | 33,660 |
Yahoo! | 33,660 |
バッファローのWi-Fiルーターの特徴は
という点です。
高価な10GbE対応ハブポートがなくても10GbEが使えるのでコスパはなかなか良いです。全モールで結構価格が下がっているのでかなり良いですね。
WX3000HP | WX6000HP | |
イメージ | ||
CPU | ?GHz×2 | ?GHz×4 |
バンド | 2 | 4 |
最大速度5GHz | 2402Mbps | 4804Mbps |
最大速度2.4GHz | 574Mbps | 1147Mbps |
高速有線 | – | 10Gbps(WAN)×1 |
メッシュ | – | – |
WPA3 | – | ○ |
Trendmicro | – | – |
iPv6+ | ○ | ○ |
USB数 | – | – |
発売月 | 2020/5 | 2020/1 |
Amazon | – | 38,940 |
楽天 | 19,580 | 35,880 |
Yahoo! | 19,580 | 35,899 |
NECのWi-Fiルーターの特徴は
という点ですがまだ発売されたばかりなので割高感があります。
WRC-X3000GS | |
イメージ | |
CPU | ?GHz×2 |
バンド数 | 2 |
最大速度5GHz | 2402Mbps |
最大速度2.4GHz | 574Mbps |
高速有線 | – |
メッシュ | – |
WPA3 | – |
Trendmicro | – |
iPv6+ | ○ |
USB数 | – |
発売月 | 2019/9 |
Amazon | 19,580 |
楽天 | 17,550 |
Yahoo! | 17,330 |
エレコムのWi-Fiルーターの特徴は
という点です。
USBも無くし、最低限のスペックにすることで国産最安となっているのでとりあえずWi-Fi6をという人には良いでしょう。
以上の各メーカーのおすすめからさらに厳選したいと思います。
と分けています。
エントリーモデルコスパの良いメッシュWi-Fi6ルーター ASUS RT-AX56U AX1800
ミドルモデル WAN・LAN両方10GbE・V6プラス対応でコスパの良いバッファロー WXR-5950AX12
トライバンドコスパ最強のTP-Link Archer AX11000